やじま けんじ
マンガ家です。noteはマンガや描くための考え、ネーム、エッセイなどなど。
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gifはじめました。
11月の終わりころからツイッターに短いアニメを投稿している。
イラスト4〜6枚のアニメでだいたい30分くらいだけど、普段描かないような角度からキャラクターを描いたりして、意外と難しく、勉強になっている。よかったらツイッターで毎日更新してるのでみてね。
【エッセイ】かたまりとロッククライミング。
村上春樹の「職業としての小説家」からの引用。
『小説家の役目はテキストを−できるだけ優れたテキストを−パブリックに提供することにあります。
テキストは「総体」、ひとかたまりとして機能するもの、いわばブラックボックスです。読者にはそれを受け取って、自分の好きなように捌き、咀嚼する権利があります。それがもし読者の手に渡る前に著者によって捌かれ、咀嚼されてしまったら、テキストとしての意味が大きく損なわ
【マンガの研究】感情の出かた、気づきかた。
連載準備中のコッペくんの第二話を描いていて感情について気が付いたことがあったので書く。
第二話ではネズミのジロくんが家に飾ってある絵を見飽きた、といってコッペくんに外してもらい、後からそれが外された壁を見て何だか寂しく感じる、というシーンがある。
これを描いていて「感情には現れ方と気がつくタイミング」がある。と思った。
寂しさや、孤独、喪失感、みたいな感情は、例えば家にいつもあったいらないも