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雑文、エッセイ、日記(文字)

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日々思ったことや、エッセイ、日記の文章です。
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#diary

【エッセイ】恥は人を育てる。しっかり転んでわかること。

【エッセイ】恥は人を育てる。しっかり転んでわかること。

僕は中学生の運動会の時に、ムカデ競争の一番前を務めたことがある。ムカデ競争とは、15人くらいの男どもが足を括り付けて縦に並び、左右の足並みをそろえて1匹のムカデになり、いかに早く走れるかを他のムカデと競う競技だ。

そのとき、僕たちのムカデは練習ではめちゃくちゃ早かった。なんでこんなに早いんだ?っていうくらい早かった。

なんで早かったかというと、「転んだことがなかった」からだった。

しかし、練

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【マンガの研究】カラーマンガの色のこと。ヴァルール(色価)を知る。

【マンガの研究】カラーマンガの色のこと。ヴァルール(色価)を知る。

ヴァルール(色価)というものを知っているだろうか。

僕は、知らなかったが先日、マンガ仲間のワタベさんからこの話を聞いて初めて知った。

ヴァルールとは、

「目で見て認識した色の階調」と「画面上での色の階調」の違い。絵画の画面における、色彩の色相・明度・彩度などの相関関係による「色の価値」を指す。(略)

※引用元 artscapeサイトより

これだけだとよくわからないが、さらに読むと

人間

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【エッセイ】廃墟に行ったら赤子の声を聞いちゃった。

【エッセイ】廃墟に行ったら赤子の声を聞いちゃった。

幽霊屋敷、または廃墟などに心霊現象を目的に行ったことはあるだろうか?

僕は、時効だと思って話すのだけれど、まだフリーターでプラプラしていた頃、同じくプラプラしていた友人のシマハラと、廃病院に行ったことがある。

その病院は僕が生まれる前からそこにある小児病院だった。

3月頃だったと思う。春先で、まだ少し肌寒いけれど、暖かい湿った空気の予感が漂う。空は灰色に曇っていた。夜は恐ろしいから、昼間に決

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【マンガの研究】時間を微分しろ。短い時間を長く描いたものが一番面白い。

【マンガの研究】時間を微分しろ。短い時間を長く描いたものが一番面白い。

「マンガ家は時間を微分する」

これは編集をしてもらっている佐渡島さんから聞いた言葉だ。
このことをアドバイスとしてもらったのだけれど、今まではなんのことかよくわからなかった。

それが、今日電話でしてくれた打ち合わせがすごくわかりやすかったので共有したいと思って、このnoteを描く。

微分の他にも、「時間を引き延ばす」とか「無意識のあるあるをみつけられるかどうか」ということも聞いた。余計にわか

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【エッセイ】道端に匠の技。

【エッセイ】道端に匠の技。

駅前に、街路樹の切り株があった。

何かに似ている。

みずみずしい断面はピンクに近い肌色で、層になっている。

チャーシューだ…

チャーシューにそっくり。それも、ちょっといいチャーシュー。
外側の皮の部分の色が変わってるのも、とってもチャーシューっぽい。

チェーン店のペラペラのスライスされてるやる気のないやつじゃなくて、店主がちょっとこだわってて自家製で作ってるようなやつ。

匠が丹精込めて

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【エッセイ】荷物が重すぎて宅急便で送り返した話。

【エッセイ】荷物が重すぎて宅急便で送り返した話。

キャンプグッズの満杯に詰まったザックを背負い、北海道キャンプ旅行を計画したことがある。

20歳頃、ぼくと奥さん(当時は彼女)はザックに満杯の荷物を入れて、新潟からフェリーで北海道に向かった。季節は9月の終わり。

「ホテルやなんかを使わずにキャンプ場に泊まって過ごせば長くいられるね」

そう言ってテントやら何やらを詰め込みまくった結果、荷物はめちゃ重い。

新潟からフェリーで小樽へ着く。
小樽か

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【感想】“観察”を読んだ雑感。

【感想】“観察”を読んだ雑感。

最近読んでる本で、なるほどなーと思ったとこがあったんだけど、聞いてくれる?

“観察: 「生きる」という謎を解く鍵”

っていう本なんだけど。内容は、相田和弘さんっていう観察映画という手法でドキュメンタリの映画を撮ってる人と、アルボムッレスマナサーラさんというスリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)の長老さんの対談。

観察、というテーマで話してて、
その中に「“観察”は出来事をそのまま見るコト」み

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【エッセイ】「とりあえず終わらせる」処理思考から脱却したい。

【エッセイ】「とりあえず終わらせる」処理思考から脱却したい。

今、4/20にスタートする連載マンガの準備が佳境。

プラットフォーム側のルールで、まだどこでやるか言っちゃだめらしいんだけど、一気に10話分くらい読めるようにしたほうが、そのあとも読んでくれる率があがるらしく、最初に10話くらい納品しないといけないんだわ。
たしかに、10話くらい読むと結構物語の中に入っちゃって、続き、気になる~ってなるよね。

しかし、やじまは現在、ネーム約4本、作画0本!

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【エッセイ】歪んだ自己像に気づいた。

【エッセイ】歪んだ自己像に気づいた。

昨日、山田ズーニーさんの
記事を読んでショックを受けた。

これ、おれじゃん。

特にこの中にある、

「他者の表現を、 嫉妬や競争心などの自意識で濁して、 歪めて見て行ったら、 結局は、そこに照らされて気づく自己像まで 歪んでしまう。」

この部分。

おれはものすごく心当たりがある。
絵が上手い人、
話が面白い人、
人気がある人、
バズった人、
自分が好きなものに
詳しい人、
何か面白い体験を

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【エッセイ】才能がないのではなくて、努力をやめてしまうだけ。

【エッセイ】才能がないのではなくて、努力をやめてしまうだけ。

最近、絵を描くのが楽しい。

輪郭線を使わずに、
色だけで気持ちや空気を表現しようと
試みている。

もちろん完成度が高い、上手い、
というわけではなくて
ただ描いていて気持ちがいい。

新しい描き方を試したことで、
「自分の絵はこうだ」と無意識に
決めつけていた事に気がついた。

僕は自分を
「線画が得意」で
「色は不得手」
だと自分で決めつけていた。

決めつけることで
新しい挑戦をすることを

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【エッセイ】色々メンドクサイ人のぼやき。

【エッセイ】色々メンドクサイ人のぼやき。

「メンドクサイ」がつもっていく。

学生時代も宿題をやったことがほぼない、
メールも溜めてしまうし、LINEもためちゃう。
確定申告だってまだ終わってない(やば)。
で、ホントにヤバい時になって慌ててやる。

このメンドクサさを
ワンルームの部屋に例えると、真ん中に
「ドン!」とでかいソファが置いてある。

ホントは端っこの壁際に動かしたいんだけど、
めんどくさいからそのソファを迂回して
色んな事

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【感想】“マル秘展”をみた。

【感想】“マル秘展”をみた。

昨日、マル秘展というデザイナーの人たちの
創作の過程や思考方法の展示に行ってきた。

建築家や家具のデザイナーロゴや眼鏡、布をデザインする人など、
色んなデザイナーのnoteやメモ書き、設計図が
展示されていた。

デザイナーというと、
なんとなく頭でものすごく考えて言葉にしたりするような理性的なイメージがあったのだけれど、
実際この展示を見た印象としては
よい(と感じた)デザインからはすべて

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【エッセイ】スケジュールが組めない人のぼやき。

【エッセイ】スケジュールが組めない人のぼやき。

準備が、苦手だ。

特に、長期的に時間がかかることを
スケジュールをたてて
計画的にこなしていく、
そういうことができない。

リミットが目の前に見えてこないと
なんとなくのんびりしてしまう。
元来がマイペースというか、
のんびりした性格なのもあるだろうか。

例えば今、連載に向けて10話分以上の
ストックを作らないといけないのだが、
ゆっくり描いてしまう。

一つには、ネームと作画の
「最速の時

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【マンガの研究】型を使わないことの問題は
「再現性がないこと」と
「改善しづらいこと」

【マンガの研究】型を使わないことの問題は 「再現性がないこと」と 「改善しづらいこと」



「やじまくんは、マンガを描くとき、型を使わないよね」

伝わらないネームを描くたびに、編集の佐渡島さんに
言われてきた言葉だ。

「型」

この言葉がいつも、おれを思考の迷路に
落としてしまう。
脳みそがねじれて、絡まってダマになる。
それで、とりあえず放置する。

だって、型って何なのよ?

今通っている、2週間に1回ある漫画の講座、
「コルクラボマンガ専科」では
マンガを描くための型を教え

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