
【エッセイ】退屈の周波数
今準備中の連載マンガのテーマのひとつ、退屈について考えている。
今日考えていたのは、退屈はラジオの電波のようなもので、小さな周波数を拾える人は退屈しづらいのではないかと思った。
いつも珍獣を探したり危険なジャングルを歩くような大きな冒険に周波数を合わせていたら、家の前に変な虫が止まっているのに気が付いても、大したことに感じないかも知れない。
毎日大きな刺激に周波数を合わせていたら、小さなことに気が付かなくなるんじゃないか。
ちょっとずれるけど、いつも触れるものという意味でいえば、刺激の強いゲームや引きの強いドラマや映画、味の濃い外食を続けていると、どんどん刺激が欲しくなるのもそういうことかもしれない。
強い刺激に、周波数があっている状態。
星を眺めるくらいしかすることがなかった時代は、つまんないことを楽しめるくらい、ささやかなことに周波数があっていたのかもしれないな、と思った。
ここからは昨日のやったことと反省と食べたものなどの日記です。
くだらないので、有料です笑
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朝は起きて、奥さんの作ったカボチャと人参のポタージュとセブンイレブンパンを焼いて食べた。
玉ねぎを炒めて塩だけで味つけてあって美味しい。
コルクの近くのスタバでネームを描く。
コールドブリューコーヒーのアイスをブラックで飲む。スッキリして飲みやすい。
そこのスタバでアルバイトをしているマンガ仲間のモッチーが話しかけてくれた。マンガ専科の2期の話題。
ガラス越しにテラス席が見えて、おじさん4人が身振り手振り一生懸命話している。
なんとなく表情だけ見ていても、偉そうだなとか、意地悪そうとか、そういうことがわかる。
隣の隣の席に座っていたカップルのマッシュルームカットの男が甘えた声で話している。
彼女にはふつうに聞こえるのかもしれないが興味のない同性には閉じた関係の中での彼のキャラクターを感じさせて面白い。
後ろでアジア系の女性がものすごく大きな音をたててむちゃむちゃと咀嚼している。咀嚼音をたてる文化に否定的ではないが快不快だけでいえばかなり気になる。
なんとなく周りのどうでもいいことが気になり始めていたのでコルクにいく。
ネームの続きをするがどう進めていいか悩む。
佐渡島さんから
「もう少しで自分でわかりそうな感じしてたけど」と言われ、確かにと思いもう少し自分で考えることにする。
三時半から、クラファンのリターン、自宅まで取材に行き似顔絵作成、の取材にナンバーナインさんまでコルクのぴろしさんといく。
ナンバーナインの小林さんとぴろしさんはマンガ談議でめちゃくちゃ盛り上がる。僕はサブカルな趣味でマンガを読んでたので話についていけず。一ノ関圭、杉浦茂、松本零士の大四畳半物語などはあまり読まないようだった。
そのあとは青山ブックセンターの店長の山下さんにご挨拶しようとするもご不在。本を3冊買って写真だけ撮らせてもらう。
戻ってきてネーム作業をするもあまり集中できず。
思考の能力が1日の後半にぐんぐん落ちて考えづらくなることから、これからは朝から15時くらいまでにネームは決めていった方がいいと思った。
なので作業系の仕事、おふくちゃんのカラー化作業をやる。
22時過ぎ帰宅して、奥さんと話しながらコーヒーを飲む。
寝る。
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