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マンガの色のこと。ヴァルールって知らなかった…

ヴァルール(色価)というものを知っているだろうか。

僕は、知らなかったが先日、マンガ仲間のワタベさんからこの話を聞いて初めて知った。

ヴァルールとは、

「目で見て認識した色の階調」と「画面上での色の階調」の違い。絵画の画面における、色彩の色相・明度・彩度などの相関関係による「色の価値」を指す。(略)

※引用元 artscapeサイトより


これだけだとよくわからないが、さらに読むと

人間の目で見て認識できる色の数は無数であり、絵具の限られた色数では、とても目で認識できる色を捉えることはできない。


つまり、人間の目で捉えてる世界を表現するときに木は「茶色」とかみかんは「オレンジ」、とか空は「水色」とか、簡単には置き換えられない。
なぜかというと、


(略)自然界には反射などによる光る色が存在していて、この色は白色絵具よりも白い=私たちには明るく見えている。


なるほど…自ら光る太陽や、月の明るさ、蛍光灯などは絵の具の白よりも明るい。白より明るい色はないので、絵の具ではこの色を再現できないことになる。

この説明の中ではさらに具体的な例に白い陶器をあげてくれている。

例えば白い陶器を描くとする。観察すると反射で光っている部分がある。これを画面の中で表わそうとしたとき、白い陶器全体を白色絵具で塗ってしまうと反射で光る部分が表現できない。実際に感じられる陶器の白さを抑えて、白色絵具を反射で光っている部分に使用する。このように「目で見て認識した色の階調」と「画面上での色の階調」の違いを「色価(ヴァルール)」と呼ぶ。


なんかわかってきた。つまり、実際の白い陶器の反射で光る部分が10光っていたとして、その陶器の暗い部分が6だったとする。
その場合、絵の具で再現できる明るさの上限が5だった場合、暗い部分を3の明るさで描けば、相対的に同じ明るさの白を再現できることになる、ということではないだろうか。

画家は「色価」の差を認識することによって、白色絵具よりも白い対象物や光を表現することができる。色価を合わせるためには、お互いの色同士が緊密に影響し合いながら均衡を保たなければならない。「ヴァルールが合っている」とつかう場合、感覚によった言葉のため、具象であろうが、抽象であろうが、描き手が表現したい色を画面上で再現する能力が高いことを指している。


それぞれの明るいところと暗いところ、全体の印象を作っている相対的な光と影の作る色の関係を、丁寧に観察をしないといけない。

ピクサーのコンセプトアートやジブリのイメージボードも、現実と同じ色を使っているわけではない。だけれども、このヴァルールがあっていることで、同じ色を見た印象を受けている、ということだ。

ヴァルールを合わせられるようになりたい。

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3/10の日記

朝起きて奥さんの作ってくれたさつまいも芋と豆乳の粥を食べる。

コッペくんの連載用のキーヴィジュアルをなんパターンか描いて、ツイッターでアンケートをとる。

コルクのぴろしさん、デザイナーの小林さんとロゴについてのヒアリングをしてもらう。

お弁当にお粥と、煮卵と春雨の炒めたのを食べる。

22時頃コルクをでる。
帰って風呂に入り、寝る。

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アヒル〜アヒル〜俺〜た〜ち〜
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マンガ家です。元書店員。 noteはマンガをアーカイブするのにつかっていす。エージェント会社コルク所属。 通販→https://corkshop.stores.jp/?category_id=5d720262e4fc3943a9683fa5
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