
【エッセイ】ふつう について考える。
ここ半年ほどコルクに通ってマンガを描いてるのだけど、
行きの電車が1時間弱あるのでその時間に
ネームの整理を出来たらいいのではないかと思って、
noteを書き始めてみる。
読んでもなんのこっちゃ、だと思うので、
僕の創作の過程に興味があれば読んでみてください。
朝の9時半過ぎの、副都心線で書き始めました。
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コッペくんの連載の準備をしている。
去年の12月からネームを描いていた第一話がやっと、
今年の8月に一応OKが出た。
コッペくんのキャラがたたずにずっと悩んでいたのだけど、それが
「曇りのない退屈を探す」
という目標をもたせることでキャラとして
なんとか成立した。
本当に探そうと思うと、なかなか
本当に退屈なことってないのじゃないか、
と思う。
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それで、今二話目を描いていてやっと二話目のテーマが掴めそうだ。
テーマは
「普通ってなんだ?」
ということにしようと思う。
コッペくんと暮らしているネズミのジロくんが
メインで描かれるストーリーで
「普通とは何か?」
をコッペくんが考えるというもの。
言葉から受ける感情の面から、ふつうということについて考えてみたい。
普通という言葉には強迫観念がある。
普通というのはある種の基準点を作ることで
その基準点に対して無意識のうちに比べて
優越感を感じたり、劣等感を感じたりしてしまう。
ある種の優越感を感じたい人は知らないが
僕としてみればそのままで、どこにもないふつうと比べられたくない。
基準点と無意識に比較していないだろうか?
ふつうでいたい、というのは
本当は、誰にも何も言われず、自分の在りたいように在りたい、
という気持ちが底にあるのではないだろうか。
「ふつうでありたい」と思うことで
自分に少し否定されて、少し傷つく感情を
そんな風に思わなくてええやん!とコッペくんに
どうにかしてもらいたい。
こんな話を、第二話では描きたいと思ってる。
散文的だけど、とりあえず今日はここまで。
読んでくれて、ありがとう。またね。