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ワイルド花屋は勝手に草を植える。

朝、平日は10時頃の電車に乗って
コルクに向かう。

家から駅まではだいたい7分くらいで、
駅からまっすぐに伸びている
けやきの木の植えてある歩道を歩く。

その歩道に、街路樹というか
花が植えてある。街路花、
というのかはわからない。

よく、建て売りの似た家が集まっている
住宅地で柵にぶら下げてあるような、
派手な色の花たちだ。

その花が駅までずっと植えてあるのだが、
一箇所、やけにワイルドに植物たちが
はびこっている箇所がある。

常緑の強そうな草や、
ジャングルに生えていそうな
大きな葉のものもある。

ここだけ地面の栄養がめちゃくちゃ
いいのかと思うとそうではない。

歩道の前の花屋さんが
勝手に植えているのだ。

その花屋さんは、ワイルドだ。
ここで使うワイルド、は
「男らしい」という意味ではない。

「野生」のほうだ。

店は歩道に面していて、軒先に
苔玉を吊るしたり、
ポットに入った草木を売ったり、
少しだけ散らかった印象だが
そこまで変わった花屋ではない。

変わっているのは店主だ。

ホロのついたトラックで、
なにか草花を運んでくるのだが、
その助手席がすごく汚い。
書類やら何かの紙類、
ゴミ、雑誌、あらゆるものが
うず高く積まれてそれが
窓のフチのところまで来ている。

さらに、髪はボサボサで、肩にはかからないが
毛量が多く、体格はずんぐりとして小柄、
シャツにジーパンという姿。

縄文系と弥生系で分類するなら
明らかに縄文系の顔立ちだ。

およそ、「街のお花屋さん」と
聞いてイメージするものからは
かけ離れている。

幼稚園の女のコがなりたいもの
ランキングにだいたい入っている
「お花屋さん」はこれじゃないだろう。


だが、実はこのワイルドさは
見掛け倒しではなかった。


一度、おれの奥さんが
ハーブやミントを家で育てて、
料理のときに使いたいと言って、
近所のスーパーの花屋で
買ってきたことがあった。

おれも食べられる草花なら
いいな、と思い、試しに
ワイルド花屋でシソの葉を
買って帰った。

数日して、スーパーで買った方の
花たちはどんどんしおれて枯れてしまった。

だが、ワイルド花屋のしその葉は
ピンピンしていたのだ。


ボサボサの店主を見直した瞬間だった。

やるな、店主。

だけど、助手席は少し片付けたほうがいい。




その後はそこで花を買うことはあまりないが、
店の前の植物たちは今日も元気そうだ。

===============

2月9日の日記:

朝は遅めに9:00ころ起きる。

コーヒーとセブンのラングドシャを食べる。

ものすごく久しぶりに松屋の牛丼を食べよう、と言う話になってお昼に松屋の牛丼を食べた。
外に券売機があり、セルフサービスになっている。変な客に絡まれづらくなるなら店員さんには良いかもな、と思う。

午後は、こたつでブログを書いたり、
「遊びと人間」を読んだりしてダラダラ過ごす。

夜は、奥さんが作ったごはん、
赤カブとわかめとナッツの入った酢の物、
カリフラワーの唐揚げ、
カリフラワーとニラのトムヤム和え、
を食べて1本のビールを二人で飲む。

筋トレをする。

少し本を読んで、寝る。

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マンガ家です。元書店員。 noteはマンガをアーカイブするのにつかっていす。エージェント会社コルク所属。 通販→https://corkshop.stores.jp/?category_id=5d720262e4fc3943a9683fa5
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